イタリアに行ってきた(1日目)

出発

9月21日。4:00過ぎ。起きた...というかほとんど寝ていない気がする。始発に乗らななければならないので朝ごはんもそこそこに出発、まずは空港を目指す。「もしかして荷物重すぎるんじゃね?」という不安を抱えながら京都駅八条口へ向かう。途中、京都駅のホームにて友人と合流。関西国際空港行きのバス亭は八条口を出て東、道路を挟んで向かい側の近鉄ホテル前、一応バス会社に予約をいれておいたけども乗車券は当日購入とのこと。ホテル1階にバスの乗車チケットの自販機があり、ここで往復券(4000円)を購入する。購入から14日以内に使うなら片道券(2500円)よりもお得だ。集合場所にいた係のお兄さんに予約した旨を伝えておく。あとは荷物の預り証をもらって空港まで寝ていればいい。

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空港に着いたらさっさと旅行会社の受付へ。ホテルのバウチャーやら鉄道のチケットなんかを受け取る。一緒に地図や両替の手数料割引券がもらえた。旅行会社から指示された航空会社の受付でチェックイン。重い荷物から開放されたところで友人の朝ごはん(サブウェイ)やら両替やらを済ませる。今更だけど両替の際に紙幣の枚数を指定しておけばよかったと思う。大きい紙幣(50€札)をあまり使う機会がなかった。イタリアで使うための財布を用意していなかったことに気づいたので仕方なく空港の売店にて購入。

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パスポートも入るタイプ。治安もあまり良くないと聞いたのでひも付き、マジックテープ式。バリバリ。
あとは手荷物検査、出国審査を受けて搭乗口へ。飛行機なんて10年ぶりくらいだから緊張してきた。

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フランクフルトへ

席は真ん中4列シートの左端、隣に気を使わなくていいのが救い。僕は腰痛持ちなのでいつでも自由に立ち歩けるのがとても嬉しかった。機内食が2回出た。(旅行会社の説明では1回だったけど)日本人向けにそばや牛丼がメニューに含まれていてその心遣いは嬉しいのだけれど海外旅行っぽくなくて微妙...まぁ日本食を喜ぶ人もいるのかもしれない。
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主に睡眠と文庫本と映画(アリス・イン・ワンダーランド)で過ごす。森見登美彦のきつねのはなしを読了。

フランクフルトにて

ドイツ村なう。
現地時間で15:00頃の到着だった。非常に適当な入国審査を受け、乗り継ぎの便を待つ。この空港はヨーロッパ圏のハブ空港として機能しているらしくとても広い。ゲートの数も尋常なく多く、飛行機がひっきりなしに離着陸を繰り返す。どこかの知事が地元の空港をハブ空港にしてうんたらかんたらと言ってた気がするけどこの規模を見てると日本の狭い空港で本当にできるのかと思う。あと僕は生まれて初めてこの場所で地平線を見た。

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ベネツィアへ...のはずが...

17:50頃、ベネツィア、マルコ・ポーロ空港を目指し出発。乗り込んだのはかなり小型の機体。友人が「小型機は不安」と漏らしたが彼は関空でも不安がっていた。つまりはチキン。出発の際の機長の英語アナウンスが訛りすぎてよく聞き取れない。改めて遠いところに来たことを実感。
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フランクフルト空港からマルコ・ポーロ空港までは1時間ちょっと、もうすぐ到着...と思っていたら機体が旋回。あれ?なんか逆戻りしてない?
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18:30頃、ドイツ村なう。(2回目)
まさかの計器トラブルでフランクフルトに引き返し。機長のアナウンスは相変わらず訛りがひどくてほとんど聞き取れない。とりあえず1時間くらい待てばいいらしい。機内で。19:00頃、あまりにもすることがないので窓から外を眺める。着陸する飛行機の数が多すぎる...着陸待ちの飛行機が4台くらい常に見えてるんですけどなにこれすごい。機長からのアナウンスが入る。

「Good News!19:30に出発するよ!あとケータイの電源は切れやゴルァ!(意訳)」

僕はずっとケータイいじってたおっさんを2人見ていた。おまえらか。

改めてベネツィア

大事なことなので機長は3回ほど「ケータイの電源切れ」と言いました。そしてアナウンス通り19:30頃出発。19:00頃はまだ明るかったのにこの時間になるとだんだん暗くなってくる。僕の座席側の空には月、もう片側では夕日が地平線に沈もうとしていた。

いきなり迷子

マルコ・ポーロ空港に着いたのは21:00近くになってから。特に入国審査もなく荷物を受け取ったらすぐバスのチケットを買って空港を出てメストレ駅に向かうバス停へ。イタリアのバスや電車は先にチケットを購入し、乗車前にバス停や駅、または車内に設置されている刻印機で刻印する先払い式。バスの運転手はバス停にバスを停めてドアと荷物入れを開けると隣のバスの運転手と話し込んでしまった。自分でやれということか。荷物を乗せたはいいけどこのままバスに乗り込むのも不用心なので出発まではバスの外で荷物の番をする。出発時刻の5分後に運転手がようやく戻って来たのでバスに乗り込んだ。一番前の席に陣取って外を眺める。右側通行はやっぱり違和感があるなーとか考えてたらバスが止まったので下車。荷物は当然自分で取り出す。バスが行ってしまったところであたりを見回すが駅らしきものが見つからない。あれ?直通じゃなかったのか?通りの名前を確認するもホテル周辺の地図には見つからない。いきなり迷子になってしまった。

ひたすら歩く

ここがどこかもわからないまま15分ほどひたすら歩いた。道路には路面電車が走っているらしくレールが敷かれているので取り敢えずはそれに沿って行くことにする。あわよくば駅に出られることを期待。途中で犬の散歩をしているおじさんがいたので地図を見せながら道を尋ねるとどうやらこのまま行けばいいらしい。友人がスーツケースを転がしているのがうるさいと注意されたため抱えていくことにする。こんな暗い治安が良いかもわからない場所でトラブルは御免だ。20分ほど歩いてようやくメストレ駅に到着。同時にホテルを発見。2人とも汗だくで体力の限界。脱力。

チェックイン

フロントでバウチャーとパスポートを渡してチェックイン。WiFiが使えるとのことなので2人分のIDとパスワードを発行してもらう。foursquareでもしっかりチェックインしてシャワーを浴びてベッドに倒れこんだ。おやすみなさい。

気が向いたら続く